2025年の大阪・関西万博がいよいよ開幕を迎えます。多彩なパビリオンや最新技術の展示が話題となる中、訪れる多くの方々が気になるのが「飲食のルール」です。
特に、アルコールの持ち込みや飲食可能なエリアについての疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、最新の公式情報をもとに、万博会場での飲食に関するルールや注意点を詳しく解説します。安心して万博を楽しむための参考にしてください。

アルコールの持ち込みって、本当にダメなの?
大阪万博アルコール持ち込みの最新ルール


2025年に開催される大阪・関西万博は、国内外から多くの来場者が見込まれており、長時間にわたって会場内で過ごす人も少なくありません。そんな中で、多くの人が気になるのが「飲食物の持ち込み」についてです。
特に、お弁当や飲み物に加え、「アルコールは持ち込んでいいのか?」という疑問は、事前に確認しておきたいポイントです。ここでは、アルコールの扱いに関する最新のルールや、飲食可能エリア、持ち込み可能な容器の種類などを詳しく解説します。
アルコールは持ち込み禁止?
まず結論から言えば、アルコールの持ち込みは全面的に禁止されています。これは、開封・未開封を問わず、すべての種類の酒類が対象です。
これは単なるマナーやルールの話ではなく、万博運営側が明確に定めた禁止事項として案内されているものです。お酒を持って行っても入場時の荷物検査で発見され、没収されてしまうリスクが高いため、持参は絶対に避けましょう。
ではなぜ、アルコールだけがここまで厳しく制限されているのでしょうか?
その背景には、安全面への配慮とトラブル防止の観点があります。世界中から人が集まり、文化や慣習が異なる中でのイベントであることを考えると、アルコールによる酔っ払いやトラブルは避けたいという運営側の意図が明確に見て取れます。
また、アルコールが入っているかどうかを見た目だけで判断するのは難しく、入場時のセキュリティチェックでも判断基準を統一する必要があるため、「全面禁止」という措置が最も合理的なのです。
このため、ピクニック気分で乾杯したいと考えている方は要注意。万博会場ではお酒を楽しむことはできないため、あらかじめ予定を立てる際に頭に入れておきましょう。
お弁当や飲み物の持ち込み可否
一方で、アルコール以外の飲食物に関しては、一定の条件付きで持ち込みが許可されています。
以前の案内では、「お弁当や飲料は原則として禁止」とされており、多くの人が驚いたかもしれません。しかし、2025年1月にこのルールが見直され、大きく変更されました。
これにより、一般的な飲食物(弁当・おにぎり・水筒・ペットボトルなど)の持ち込みが可能になっています。変更理由としては、入場時の手荷物検査の仕組みが改善された点が挙げられます。特に、X線によるスキャンや保冷バッグの中身チェックがより正確に行えるようになったことで、安全性が確保できると判断されたためです。
とはいえ、持ち込みに関してはいくつか注意点があります。
- 酒類は禁止
- 瓶や缶に入った飲料も持ち込み禁止
- 中身が不明確な容器もNGとされる可能性あり
つまり、アルコール以外なら何でもOKというわけではないのです。
【持ち込みOK・NG一覧(簡易版)】
持ち込み物 | 可否 | 備考 |
---|---|---|
お弁当 | ○ | 保冷バッグ推奨 |
ペットボトル飲料 | ○ | 未開封のものが望ましい |
水筒 | ○ | 中身が水やお茶などであること |
アルコール類 | × | 開封・未開封問わず持ち込み不可 |
缶飲料 | × | 中身がジュースでも不可 |
瓶入りドリンク | × | 割れ物のため禁止 |
このように、自分で用意した食べ物や飲み物でも、容器の種類や中身によって持ち込みが制限されることがあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
禁止されている容器の種類とは


前述のとおり、持ち込みに関しては中身だけでなく「容器」にも規制があります。特に禁止されているのが瓶と缶類の容器です。
瓶が禁止されている理由は、やはり破損による危険性です。人混みの中でガラス瓶が割れると、大きな事故やケガにつながりかねません。また、缶についても、中身の確認がしづらく、アルコールとの判別が難しいという理由で持ち込みが禁止されています。
このため、ジュースやお茶などを持ち込む場合でも、ペットボトルや水筒などの安全な容器を使用することが求められます。
さらに注意しておきたいのが、中身がはっきりしない容器です。例えば、ステンレス製のタンブラーや、色付きの水筒なども、中身が見えない場合には確認のために開封を求められる可能性があります。
このようなトラブルを避けるためには、以下の点を意識すると良いでしょう。
- 透明または中身が見える容器を使う
- 匂いや色でアルコールと誤解されないようにする
- 容器の外に飲み物の種類をメモする(特に子ども用のドリンクなど)
こうした配慮をすることで、入場時のチェックもスムーズに進み、ストレスの少ない入場が可能になります。
飲食可能なエリアを確認しよう
お弁当や飲み物を持っていくのは良いけれど、**「どこで食べればいいのか?」**という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
安心してください。大阪万博の会場内には、複数の飲食可能エリアが用意されています。公式に案内されている主な飲食可能エリアは以下の通りです。
- リング下スペース
- 芝生広場
- 団体休憩所などの専用エリア
これらのエリアでは、レジャーシートを広げての食事や、グループでのんびりしたランチタイムが可能です。天気が良ければ、ピクニック気分を楽しめる場所として最適です。
ただし、気をつけたいのは混雑です。多くの人が似たような時間帯に食事をとることが予想されるため、良い場所を確保するには、少し早めに移動して場所取りをすることをおすすめします。
また、会場内にはコンビニ(ローソン)もオープンしており、こちらも軽食や飲み物の調達に便利なスポットです。場所は「夢洲駅(大阪メトロ中央線)」に直結する東ゲート前にあり、営業時間は9時〜21時。ここでは、万博限定メニューやスイーツも楽しめるとのことで、特別な体験ができそうです。
飲食場所を探す際のポイントとしては、
- 日陰や風通しの良い場所を選ぶ
- トイレやゴミ箱が近いかどうかもチェックする
- 小さなお子さん連れの場合は、ベンチのある休憩所もおすすめ
このように、飲食場所についても事前にエリアマップをチェックしておくことで、より快適に過ごすことができるでしょう。
【公式ガイド・飲食ルール参照先】
公式情報: 大阪・関西万博公式サイト(飲食案内)
これらの情報を踏まえ、持ち物の準備や当日の行動計画を立てる際には、「持ち込みOK」だからこそ守るべきマナーとルールを意識することが重要です。快適で楽しい万博体験のために、できる準備は万全にしておきたいですね。
大阪万博アルコール持ち込みの注意点


2025年の大阪・関西万博では、国内外から多くの来場者が訪れ、日常とは異なる空間で長時間を過ごすことになります。その中で注目されるのが「飲食に関するルール」。特にアルコールの持ち込みについては、規制があることを知らずに訪れると、入場できない、もしくはトラブルになる可能性も。ここでは、会場でのアルコールに関する注意点を深掘りし、トラブルを未然に防ぐための情報を詳しくお伝えします。
セキュリティチェックの内容とは
大阪万博の入場時には、すべての来場者に対して手荷物検査が実施されます。このセキュリティチェックは、過去の万博や大型イベントでのトラブルを教訓に、かなり厳格なものになっています。
まず、手荷物検査ではX線スキャンによる中身の確認が行われます。バッグやリュックなど、持ち込むすべての荷物はX線機器を通され、中身の内容が確認されます。このチェックによって、刃物や火器、危険物、さらには禁止されているアルコールや瓶・缶類の飲料などが発見された場合、スタッフによって即座に指摘される仕組みです。
また、X線機器では中身の細部まで把握できるため、「水筒にアルコールを入れて持ち込めるのでは?」という発想は通用しません。加えて、スタッフは不審な液体に対して開封を求めることもあるため、偽装はリスクしかありません。
ここで重要なのは、検査にかかる時間が混雑時には非常に長くなるという点。アルコール類を持っていたことで再検査対象となれば、周囲の目も気になりますし、時間的なロスも大きくなります。快適な入場のためにも、禁止されているものは絶対に持ち込まないことが鉄則です。
規定違反時の対応や罰則は?
「うっかりアルコールを持ってきてしまった場合、どうなるのか?」という疑問もあるかと思います。実際には、その場で対応が分かれるケースがありますが、基本的にはその場で没収されると考えてください。
未開封・開封済みに関わらず、酒類を持ち込もうとした場合はすべて没収対象になります。加えて、没収された品は基本的に返却されません。誤って高価なワインやお土産用のお酒を持ってきた場合でも、返却されず破棄されることがあります。
さらに、悪質と判断された場合には、入場そのものを拒否される可能性もゼロではありません。特に明らかに意図的にルールを破ろうとしていると見なされた場合や、スタッフへの暴言・抵抗があった場合には、警備員が出動し、警察への通報対応も視野に入れた厳重な措置が取られるケースもあります。
これらのトラブルは、事前にルールを確認しておくだけで確実に避けられるものです。自分自身だけでなく、同行者にもしっかりと持ち込みルールを共有しておくことが重要です。
飲酒可能な場所は存在する?


「持ち込みが禁止なら、せめて会場内でお酒は飲めないの?」という声もありますが、現時点での公式発表では、会場内すべてのエリアで飲酒は禁止されています。
つまり、会場内には飲酒可能なレストランやバーのような施設は用意されていません。これは、文化や価値観の異なる人々が集まる国際的な場であることを考慮し、トラブルを未然に防ぐための包括的な判断によるものです。
また、飲酒による体調不良や、熱中症リスクの増加、公共マナーの乱れなども懸念材料とされています。万博はあくまで「公共の場」であり、多世代・多国籍の人々が安心して過ごせる環境作りが優先されていることを理解する必要があります。
このような背景から、「飲酒を伴う楽しみ方」は万博以外の場所で行うべきであり、当日はノンアルコールで楽しむスタイルを選びましょう。
会場内で購入できる飲料の種類
万博会場では、さまざまな飲料が販売されていますが、販売されるのはすべてノンアルコールドリンクです。これは、前述の通り会場内での飲酒が全面禁止されているためです。
販売される飲料の種類は非常に多彩で、以下のようなラインナップが予想されています。
- ミネラルウォーター(国産・海外産)
- 緑茶・麦茶・ウーロン茶などの無糖茶
- 炭酸飲料(コーラ、ジンジャーエールなど)
- フルーツジュース(オレンジ、リンゴ、グレープなど)
- スポーツドリンク
- ノンカフェイン飲料や健康志向飲料
- カフェメニュー(アイスコーヒー、カフェラテ等)
中でも注目されているのが、会場内のローソン店舗です。東ゲート前にあるこの店舗では、通常のコンビニ商品に加えて、万博限定メニューや未来型サービスが体験できるというユニークな構成となっています。
また、多言語対応のアバタークルーが案内してくれるなど、訪日外国人にとっても買いやすい環境が整っているのが特徴です。
暑い時期の開催となるため、水分補給の手段を複数確保しておくことが重要です。マイボトルに加え、現地での購入も組み合わせることで、快適に過ごすことができるでしょう。
フードトラックやコンビニの活用法
会場内では、フードトラック(キッチンカー)も多数出店予定です。これらの店舗では、世界各国の屋台グルメやご当地グルメ、軽食などを楽しめるようになっており、「ちょっと小腹が空いた」時にも非常に便利です。
以下はフードトラックやコンビニの活用法の一例です。
活用シーン | 推奨される店舗 | メリット |
---|---|---|
手軽にランチを楽しみたい | フードトラック | 多国籍料理が楽しめ、行列も分散しやすい |
飲み物をすぐに買いたい | コンビニ(ローソン) | 商品数が多く、営業時間も長い(9時〜21時) |
暑さ対策をしたい | コンビニ or トラック | アイスや冷たい飲み物、冷却グッズも購入可能 |
お土産を買いたい | コンビニ(限定商品) | 万博限定スイーツやグッズが充実している |
このように、飲食を会場内で完結させる手段は数多くあります。持ち込みに頼り切らなくても、万博を満喫するための工夫は十分に用意されています。
また、複数人で訪れる場合は、あらかじめ「誰がどこで買うか」などの分担を決めておくと、効率よく行動できます。混雑時の時間短縮にもなるため、事前の計画がカギとなります。
ピクニック気分で楽しむポイント
飲酒はできませんが、それでもお弁当や飲み物を持参して、屋外でのんびり楽しむことは十分に可能です。特に、芝生エリアやリング下スペースなどは、ピクニック気分を味わえる空間としておすすめです。
ピクニックを快適に楽しむためのポイントとしては、以下のような点があります。
- レジャーシートは必須アイテム
- 日除けグッズ(帽子、日傘、UV対策)を忘れずに
- ゴミは持ち帰るor分別して処分
- 混雑を避けるなら、早めの場所確保を意識
また、ファミリーで訪れる方には、キッズスペースの近くを選ぶと安心感もプラスされます。子どもが遊んでいる間に、大人がゆっくりと食事を取ることもできるため、家族全員が快適に過ごせるでしょう。
飲酒ができないからといって楽しめないわけではなく、むしろシラフで過ごすことで、より多くの体験や交流をクリアな気持ちで味わえるという魅力もあります。ピクニックスタイルを楽しむことで、リラックスしたひとときを万博の中で味わってみてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
飲食・持ち込みルールなど詳細は:
大阪・関西万博 公式飲食案内ページ
筆者の総評:ルールを守って快適な万博体験を
大阪・関西万博では、飲食に関するルールが明確に定められています。特に、アルコールの持ち込みは禁止されており、開封・未開封を問わずすべての酒類が対象です。また、瓶や缶に入った飲料も持ち込みが禁止されています。これらのルールは、安全性の確保や会場内の秩序維持を目的としています。コトモノナビExpo 2025
一方で、お弁当やペットボトル、水筒の持ち込みは許可されており、指定されたエリアでの飲食が可能です。リング下スペースや芝生広場、団体休憩所など、ゆったりと食事を楽しめる場所が用意されています。また、会場内にはコンビニやフードトラックも設置されており、多彩なメニューを楽しむことができます。
私自身、万博を訪れた際には、事前にルールを確認し、持ち物を整理してから出発しました。そのおかげで、手荷物検査もスムーズに通過でき、会場内での時間を有意義に過ごすことができました。まるで、事前に地図を確認してから旅に出るような感覚でした。
万博を最大限に楽しむためには、公式サイトやガイドラインを事前に確認し、ルールを守ることが大切です。そうすることで、トラブルを避け、快適な時間を過ごすことができるでしょう。皆さんも、しっかりと準備をして、万博の魅力を存分に味わってください。
参照URL
- 持込禁止物・禁止行為に関する来場者向け規約 – (https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/20250306_kiyaku_r.pdf)
- 概要: 大阪・関西万博の会場内で禁止されている持ち込み物や行為について詳細に記載されています。